自分軸
ここ数年よく耳にするようになった「自分軸」。
それって何かというと、
他人に左右されたり揺さぶられたりしない、
良くも悪くもメディアに分弄されたりしない、
自分さえ整っていれば平常心でいられる、と理解している。
弓道はそこを追求するために始めたわけではないけれど、
いつの間にか「自分を整える」ことに一躍買っていることに気が付いた。
遅い・・?今さら・・?
いや、違う。気づいたときが自分にとってのベストタイミング。
ということで、今日のお稽古では、はじめて13.5キロの弓を使用。
簡単に体が傾いた。
いわゆるボルトスタイル。。
あかんやつや・・・
弓を買う前にいろんな重さを試してみよう!と思ったのがいけなかった。
当然、「体が斜めだ」と指導入るわけで。
12.5キロに戻した。
当面の課題はやっぱり弓手の「押」。
馬手だけで引っ張りがちになってしまう。
暴発はしないけれど、バランスが悪いから矢どころも定まらない。
「手の内」というくらいだから、秘伝中の秘伝なわけで、
先人たちも自分の手の内を生涯追求してきたのだから
そう簡単に見つかるものではないと
頭ではわかっているつもり。
早くできるようになりたい、
早くうまくなりたい、
こういう思いが強すぎるのも、
上達を妨げる邪心でしかないのだけどね。
まず、何を整えたいか、を自分に問うてみる。
重心。揺るがない胴づくり。
手の内、馬手どうのこうのより、
まず足をしっかり開いて地面にピッタリ張り付く立ち方、
体の重心を下に落とし、安定させるところから。
射法八節は弓道を続ける限り一生行う作法なわけだから、
まず最初のところでグラグラしないように。
一つ一つ時間をかけて丁寧に。
それは日常の過ごし方にも通じるものかもしれない。
急かさず、焦らず、他人のことより自分に集中。
自分のペースで答えにたどり着くように丁寧に。
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